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華流ドラマ『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』はどんなドラマ?あらすじ・登場人物・キャストのまとめ

華流ドラマ『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』は北宋時代を舞台に、平民から皇后にまで上り詰めた女性の激動の人生を描いた本格派時代劇です。

この記事では、『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』に登場する人物の関係性をまとめています。

『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』作品概要

  • 制作:2021年|中国
  • 原題:大宋宫词
  • 脚本:チャン・ヨンチェン(張永城)
  • 監督:リー・シャオホン(李少紅)
  • エピソード数:全61話
  • OP:越人歌
  • ED:陽関引
  • (C)2020 Shanghai Ruyi Production Company & Rosat media & entertainment corporation

あらすじ

舞台は11世紀の北宋です。(日本は平安時代)

北宋第2代皇帝、趙光義は、遼との戦で重い矢傷を負う。自らの命を危ぶんだ皇帝は「子をなした者を皇太子にする」と宣言するが、これは臨月の妻を持つ第3皇子・襄王である元侃を指名したに等しく、元侃の2人の兄と、皇帝の実弟である秦王・趙廷美の不満を招く。ある時、地震で皇宮が倒壊し、秦王と共に死を覚悟した皇帝は、実兄でもある先帝の死の真相を告白する。やがて出征先で戦死したはずの元侃が若い娘・劉娥を連れて帰還するのだった。
引用:チャンネル銀河

976年、太祖・趙匡胤ちょうきょうりんが崩御すると、弟の趙光義が第2代皇帝となりました。

第3皇子・じょう王(趙恒)は、戦のさなか、地震に見舞われて負傷し、助けてくれた劉娥りゅうがと愛し合うように。しょくの平民だった劉娥は、襄王と共に首都・開封へ向かいますが、襄王には正室がおり、さらに宮廷と朝廷から身分を問題視され、屋敷から追い出されてしまいます。

それでも襄王の側室になると決心した劉娥は、やがて国と民への貢献が認められて妃となり、皇后にまで昇り詰め、ついには皇太后となります。朝廷に立っても劉娥の根底にあるものは変わることなく、その生涯を全うします。

ドラマの前半では、北宋と遼の平和条約である「澶淵の盟」が結ばれるまでが描かれています。

「澶淵の盟」とは:
澶淵の盟(せんえんのめい)は、1004年に北宋と遼の間にて結ばれた盟約である。国境の現状維持、不戦、宋が遼を弟とすること、宋から遼に対して年間絹20万匹・銀10万両を歳幣として送ることなどが決められた。
引用:wikipedia

燕雲十六州を奪回しようと、遼の聖宗と蕭太后が率いる軍隊が南下すると、趙恒は親征します。戦局は膠着状態となり、宋から遼に歳幣を贈って和議を結びました。

時代背景

北宋は太祖・趙匡胤が960年に建てた王朝です。

趙匡胤は元々は後周の近衛軍長官でした。部下から強引に皇帝に擁立されたため、武力による政権転覆が起きないよう、文治主義を徹底するも急死し、弟の太宗・趙匡義が後継者になりました。

太宗は天下統一を成し遂げ、科挙によって選ばれた文官に要職を与える文治政策を進めました。息子の趙恒がさらに文治主義を推進して武備は弱化し、北方の異民族に脅かされるように。

相関図

『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』のキャスト

劉娥(りゅうが) 役: リウ・タオ(劉涛)

All images:(C)2020 Shanghai Ruyi Production Company & Rosat media & entertainment corporation

北宋の第3代皇帝・真宗の2人目の皇后。姓は劉氏。

もともとは蜀の平民で、遼軍により家族が犠牲に。身ごもっていましたが、逃げる道中で流産。

その後、負傷した趙恒を助けたのをきっかけに愛し合うようになります。襄王の側室になるのを陛下に許してもらえず、皇室から出て皇子・吉を出産。再会した襄王と共に都へ戻ります。

国と民への貢献が認められて、皇后にまで上り詰めます。真宗が亡くなると、皇太后となって政治を掌握し、垂簾聴政すいれんちょうせいを行いました。
垂簾聴政とは:皇帝が幼い場合、皇后・皇太后などが代わって摂政政治を行うこと。

劉娥は章献明粛しょうけんめいしゅく皇后という、実在した人物がモデルになっています。漢の呂后りょこう、唐の武則天と並んで「三大女主」とされます。

リウ・タオのプロフィール

リウ・タオ(劉涛)
1978年7月12日生まれ(45歳)。江西省南昌市出身。168cm。
出演作:「ミーユエ 王朝を照らす月」「琅琊榜」「三国志~司馬懿 軍師連盟~」など

趙恒(ちょうこう) 役: ヴィック・チョウ(周渝民)

第2代皇帝・太宗の三男・襄王。趙元侃ちょうげんかん。文武両道で私心がなく、情に厚い。国と民を第一に考えます。

劉娥を戦乱の地から連れ帰ると、密かに側室として迎え、一生愛し続けると誓います。

皇帝として即位後は、劉娥の助けを得ながら名君として成長していきます。

ヴィック・チョウのプロフィール

ヴィック・チョウ(周渝民)
1981年6月9日生まれ(42歳)。台湾出身。180cm。
出演作:「如歌~百年の誓い」「流星花園〜花より男子〜」「追撃者~逆局~」など

その他 登場人物&キャスト

役名 役者名 キャラクター
郭清漪かくせいい チー・シー 郭賢かくけんの長女。趙恒の正室だが、趙恒から寵愛を得られない
寇准こうじゅん リャン・グァンホア 趙恒を支える優秀な官僚。趙普や王欽若と趙恒を支えていたが、敵を作りやすい性格のため、後に王欽若や丁調と対立することに
蘇義簡そぎかん ツァオ・レイ 劉娥の義弟(亡き夫の弟)。蜀から都へ逃げきり、郭賢に役人の職を与えられた。毒殺されるはずだった劉娥を密かに助け、その後も劉娥に手を貸す
李婉児りえんじ リウ・ツォン もともと郭清漪の侍女だったが、劉娥を慕って侍女になる。子供ができない劉娥の代わりに、趙恒の子供を授かる
郭賢かくけん 魏大鳴 郭清漪の父親。重臣
李穆清りもくせい 趙子琪 皇后。政に口を出して何度も皇帝から注意を受ける。楚王との密通が露見して冷宮送りに
盧多遜ろたそん 郭震 皇太后の命で秦王の教育係に。後に謀反するよう促す
趙普 鞏金國 宰相。襄王を皇太子にし、呂端を補佐役に推薦
呂端りょたん 李華 皇太子になった襄王の補佐役。慎重かつ温厚な人柄
丁謂ていい 王鑫 遼の侵攻を止めるためには、停戦して講和を結ぶべきだと上奏
萧綽しょうしゃく グイ・ヤーレイ 契丹人。遼の皇太后。耶律隆緒やりつりゅうしょが退位した後、権力を握り、鎮州を占領
韓徳譲かんとくじょう シュー・シァンドン 遼朝の漢人。萧綽を補佐

趙光義(ちょうこうぎ) 役: 塗們
第2代皇帝・太宗。皇太后の遺志に背き、兄を殺害して皇位に就く。劉娥と縁を切ろうとしない襄王に頭を悩まされていたが、皇孫が出来ると一転

趙廷美(ちょうていび) 役: ウィンストン・チャオ(趙文瑄)
秦王。皇帝の弟。皇太子になるはずだったが、皇帝に退けられる。地震で皇帝と共に生き埋めになった時、皇帝が即位した経緯を知り、さらに上還できたら徳昭を皇太子に据えると聞いて、盧多遜と謀反。

趙元佐(ちょうげんさ) 役: 肖陽
楚王。第1皇子。優しく穏やかな気性だが、決断力に欠ける。皇后との密通が露見して、正気を失う

趙元僖(ちょうげんき) 役: 韓昊軒
許王。第2皇子。勇敢だが、思慮に欠ける。治水に行った際、襄王の手柄を横取りして、罪を着せたのがバレて自死

趙元份(ちょうげんふん) 役: 陳政陽
冀王。第4皇子。


潘玉姝(はんぎょくじゅ) 役: チェン・ドンニー(錢東旎)
潘伯正の娘。陛下の命で趙恒の側室に。

潘良(はんりょう) 役: 傅亨
邢州の将軍。潘玉姝の兄。襄王の幼なじみ

 
韓徳譲や睿智蕭えいちしょう皇后は、中国ドラマ『燕雲台-The Legend of Empress-』でも登場するので、こちらも一緒に観れば、北宋と遼それぞれの視点からより深く理解できそうですね。

また、北宋を舞台にしたドラマは『孤城閉~仁宗、その愛と大義~』もオススメです。

以上、『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』の見どころ・あらすじ・相関図・登場人物・キャストをご紹介しました。

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