『長安 賢后伝』は実在した皇后をモデルに、ヒロインが運命に翻弄されながらも勇敢に戦い、偉大な賢后へと成長していく姿を描いた歴史ドラマです。
そんな『長安 賢后伝』には、どんな出演者がいるのでしょうか?登場人物の関係性も気になるのでまとめました。
『長安 賢后伝』作品概要
- 制作:2019年|中国
- 原題:長安諾
- 脚本:リウ・ファン、リー・フェイミン
- 演出:イン・タオ
- エピソード数:全56話(中国放送版)
© 2019 Dongyang Yueshi Media Co.,Ltd and Mediaquiz International Holdings Limited.
あらすじ
舞台は、中国・五代十国時代をモデルとした架空の国。盛州・西斉・雍臨の三国が北方で勢力を争う梁の末期です。
3つの国の間で繰り広げられる政略結婚と覇権争いに挟まれた賀蘭茗玉(チャオ・インズ)がヒロインです。
雍臨の郡主・賀蘭茗玉は盛州の第九王子・蕭承煦(しょうしょうく)と運命的に出会い恋に落ちる。だが、蕭承煦に王位を継がせるという盛州王の遺言をもみ消して王に即位した第三王子・蕭承睿(しょうしょうえい)が、賀蘭茗玉を見初めて彼女を側妃にと望む。折しも戦場からは蕭承煦の訃報が届き、兄は陰謀で殺されたと訴える第十王子・蕭承軒(しょうしょうけん)を死罪から救うため、賀蘭茗玉は心ならずも蕭承睿に嫁ぐ決心をするが……
出典:公式サイト
雍臨の郡主・賀蘭綰音が西斉の王子・司徒昆と政略結婚させられることになり、嫌がる綰音のために、茗玉が綰音になりすまして、西斉へ向かいます。
その頃、盛州では、西斉の毒に侵された盛州王を助けるため、第九王子の蕭承煦が解毒薬を求めて西斉へ。
立ち寄った宿で、誤って茗玉の部屋へ忍びこんだ承煦でしたが、茗玉は恐れもせず、解毒薬が必要な承煦に協力して、縁談を破談にする作戦を実行します。
相関図
出典:公式サイト
梁王朝の国力が衰退し、雍臨、盛州、西斉の3つの国に分裂しました。
雍臨は盛州と西斉の間にあり、交通の要所で守りやすくて攻めがたく、領土内には銅山を有するので、誰もが欲しがる国です。
『長安 賢后伝』の登場人物
賀蘭茗玉(がらんめいぎょく)
雍臨の群主。雍臨王の孫。
姉の政略結婚を阻止しようと西斉へ出向いた際、蕭承煦と出会います。
蕭承煦と将来を誓い合いますが、戦場へ赴いた承煦が死んだと聞いて、蕭承睿に嫁ぎます。母国を守るため、承煦への思いを断ち切ることに。
その後、陛下の寵愛を受けるも、承煦との過去を知った陛下に嫉妬され、冷遇されます。さらに、五皇子を呪った罪を着せられて冷宮送りに。
火事を起こして脱出しましたが、承煦の身に危機が迫っていることを知ると再び宮殿へ戻ります。
チャオ・インズ(趙櫻子)
1990年12月16日生まれ(33歳)。山東省出身。
出演作:「大明皇妃 -Empress of the Ming-」「神雕侠侶 ~天翔ける愛~」など
蕭承煦(しょうしょうく)
盛州の第9皇子。燕王。才覚あふれる正義感の強い性格ですが、向こう見ずな一面も。
盛州王が毒矢に当たり、解毒薬を入手するために西斉へ出向いた際、身分を偽っていた賀蘭茗玉と出会いました。
凱旋したら茗玉を娶ると誓って戦場に赴きますが、第4皇子(承耀)に陥れられて生死不明に。どうにか生き延びて王宮に戻ったのは、茗玉が承睿と婚礼を挙げる日でした。
承睿に蘇玉盈との婚姻を勧められても固辞していましたが、茗玉に説得されて渋々承諾。
その後、母親の死の真相と、王位が承睿に渡った経緯を知って、承睿への兄弟の情は消え去ります。さらに茗玉が冷遇されていると知ると、陛下に不満をもつ者たちを取り込んで力を蓄え、好機を待ちます。
チョン・イー(成毅)
1990年5月17日生まれ(34歳)。湖南省出身。
出演作:「与君歌~乱世に舞う運命の姉妹~」「永楽帝~大明天下の輝き~」など
蕭承睿(しょうしょうえい)
盛州の第3皇子。文武両道で優秀な人物。
承煦に王位を継がせるという父・盛州王の遺言をもみ消し、国王に即位します。第4皇子たちの譲歩と助けがなければ王位を継承できなかったので、ナメられがちでしたが、好機を得ると巻き返しを図ります。
王妃が懐妊してお仕えできなくなると、茗玉を側室に迎えます。茗玉への愛を口にしながら、国を守るためには、捕らわれの身になった茗玉を見捨て、大晟国の皇帝となります。
茗玉と承煦の過去を知ると、2人を心服させようと躍起になり、茗玉を嫉妬させるため、姉の綰音を貴妃に迎えます。綰音が皇子を産むと皇太子に立てましたが、死期を悟ると茗玉との皇子・啓元(けいげん)に皇位を継がせると遺詔を残します。
ハン・ドン(韓棟)
1980年11月11日生まれ(43歳)。浙江省杭州市出身。
出演作:「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」「長安 賢后伝」など
凌蓁児(りょうしんじ)
賀蘭茗玉の侍女。知的で茗玉の良き理解者。
もともとは両家の娘でした。母国・穆清が西斉の侵略を受けて家族を失い、茗玉に命を助けられました。それ以来、側仕えして茗玉を守っています。
機転が利くので、茗玉がピンチに陥った時には、見事な対応で危機を脱します。その一方で、感情的になりやすく、混乱を招くことも。
リャン・ジンシェン(梁婧嫺)
1996年5月14日生まれ(28歳)。広東省深圳市出身。
出演作:「皇帝と私の秘密~櫃中美人~ 」「麗王別姫~花散る永遠の愛~」など
蕭啓翰(しょうけいかん)
蕭承睿と側室・蘭美人の息子。肅王。
承煦は叔父にあたりますが、年齢が同じなので、優秀な承煦と比較されがち。
賀蘭茗玉の侍女・凌蓁児に片思い中。蓁児を側室にしようとしますが、拒まれてしまいます。
茗玉を守ろうとした蓁児が蘭美人を告発したことで、母親を亡くし、蓁児を恨むように。
ハン・チョンユー(韩承羽)
1991年7月11日生まれ(33歳)。山東省威海市出身。
出演作:「聴雪楼~愛と復讐の剣客」「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」など
その他 キャスト
蕭尚遠(しょう・しょうえん):ワン・ジンソン
盛州王。承煦たちの父親。毒に侵され、王位は承煦に継がせると沐王妃に遺言を残します。
沐(もく)王妃:ワン・リン
盛州王の王妃。承煦と承軒の母親。国王が崩御すると、息子たちを守るため、遺言に背いて王位を承睿に譲ろうとしますが、これが原因で殉死を強いられます。
蕭承礼(しょうれい):ホー・チョンホア
蕭尚遠の第2皇子。鄭王。自己保身的で、中立の姿勢を貫こうとしていますが、冤罪をかけられた承煦を救うために一肌脱ぎます。
蕭承耀(しょうよう):フー・ファンジュン
蕭尚遠の第4皇子。漢王。沐王妃を殉葬した扇動者。西斉の奇襲を承煦に知らせず、重傷を負わせます。殺戮と略奪を働き、一生牢屋に入れられることに。承軒に沐王妃の件を問いただされると、心臓発作で急逝。
蕭承泰(しょうたい):リー・ゾー
蕭尚遠の第5皇子。衛王。承耀と共に承睿を王位に継がせようと働きかけます。熊蕭営を取り上げられ、国王の前で抜刀して失脚。綰音が皇子を産むと、恩赦で罪を免じられます。
蕭承軒(しょうけん):チャオ・ウェンハオ
蕭尚遠の第10皇子。豫王。若さゆえ衝動的な性格。承煦が戦死したと聞くと鷹蕭営を離れたため、軍規違反で死罪になりそうになりますが、茗玉が国王と婚姻して恩赦に。
蕭啓元(けいげん):ジャオ・ドンザー
蕭承睿と茗玉の第6皇子。廣陵王
蕭啓硯(けいせき)
蕭承礼の長男。益昌王
素秋(そしゅう):グオ・ヤン
沐王妃の侍女。沐王妃が殉葬される際に姿を消しましたが、その後、承煦に沐王妃の死の真相を明かします。
蘇玉盈(そぎょくえい):ホアン・イー
盛州の郡主。わがままで意地悪な性格。戦から戻って病床に伏す承煦に、茗玉が国王の側室になると知らせます。喬恵妃のおかげで承煦に嫁げたものの、身勝手な振る舞いは変わらず、可蘭を流産させて離縁されそうに。反省するどころか、茗玉と承煦は将来を誓った仲だと国王に知らせます。
喬恵妃:チャン・モーシー
蕭承睿の側室。蘇玉盈の叔母。啓翰や承煦を引き込むために姪を嫁がせて、2人の親王の外戚に。綰音が貴妃になると、茗玉と不仲にさせようと企みます。
蘭美人:チャン・イールァン
蕭承睿の側室。蕭啓翰の母親。隠し持っていた呪いの人形が、茗玉のものと疑われて一大事に。その後、蘭美人の犯行だと発覚すると同時に、皇太子を死に追いやった罪を着せられると、息子の啓翰を守るため自決。
可蘭
蕭承煦の側室。承煦が出征中に燕王妃(蘇玉盈)にいじめられて流産。さらに燕王妃に追い出されて自決します。
惠児
綰音の侍女。茗玉の出産時に、産婆を隠して茗玉を危険にさらします。承煦が産婆を呼んだと知ると、茗玉を陥れようとしますが、一枚上手の茗玉には敵わず、宦官を買収したことが露見して処刑されます。
李ばあや
狼蕭営の兵士の家族。承煦に頼まれて茗玉のお産の手助けをし、窮地に立たされた茗玉を救います。
賀蘭明晢(がらん・めいせつ):シェン・バオピン
雍臨王。兵力不足を自覚しており、戦いを好みません。
賀蘭克用(こくよう):チャン・ルイ
雍臨王の孫。綰音と茗玉の兄。出産間近に陥れられそうになった茗玉を救います。
賀蘭綰音(わんいん):リウ・モンモン
雍臨の郡主。茗玉の姉。人と話すのが苦手。西斉の王子と政略結婚させられます。その後、承睿の側室(貴妃)になると、寵愛をかさに着て、後宮を引っ掻き回します。皇子を失うと、恨みの矛先は茗玉と承煦に向けられ、果ては茗玉に毒を盛って心中を図ります。
賀蘭芸琪(うんき):ウー・シンシン
承睿の妃。長く後宮を任されています。公平を期した采配で後宮は平穏でしたが、綰音が入内してからトラブル続きに。複雑な思いを抱える陛下に、愛情深いのか無情なのか分からなくなります。
司徒寅(しと・いん):ワン・ガン
西斉王。盛州の先代の王と通婚の契約を結んで良好な関係を保っていましたが、盛州王に毒矢を放ちます。盛州に捕らえられましたが、人質になった茗玉を解くことを条件に開放されます。
司徒昆(こん):ホアン・ヨウミン
西斉の王子。粗暴で厄介な男と悪名高い。賀蘭綰音の夫。西斉が雍臨王に見捨てられると、綰音を殺害しようとします。救出しに来た茗玉を人質に取りますが、承煦の策で命を落とします。
司徒成(せい):ホアン・ポン
西斉の第2皇子。盛州に投降した際、その証しとして承煦に玉璽を持たせます。
以上、『長安 賢后伝』のあらすじ・相関図・キャストなどをまとめました。