チャン・ツィイーが初めて連続ドラマに出演する『上陽賦~運命の王妃~』は、動乱の世の王朝に渦巻く激しい権⼒争いを描いた超本格的歴史ドラマです。
皇帝一族の血を引き上陽郡主の名を授かった士族の娘王儇(おう・けん)と、寒門出身で一介の兵士から将軍、そして王爵まで授かった蕭綦(しょう・き)が生死を共にしながら国に忠誠を誓い、民を救い、幾多の困難を乗り越えていく物語。引用:公式サイト
この記事では、『上陽賦~運命の王妃~』の相関図や登場人物の関係性など、基本情報をまとめています。
『上陽賦~運命の王妃~』作品概要
- 制作:2021年|中国
- 原題:上阳赋
- 原作:帝王業(寐語者メイ・ユージョー)
- 脚本:羅松(ルオ・ソン)
- 演出:侯詠(ホウ・ヨン)
- 監督:フィリップ・ル・スール
- エピソード数:全68話
©2021 China International Television Corporation
相関図
出典:公式サイト
『上陽賦~運命の王妃~』のキャスト
王儇(おうけん)
幼名は阿嫵。皇帝一族の血を引く士族の娘。
上陽郡主の名を授かり、兄よりも位が高い。3人の皇子たちとは、幼い頃から一緒に遊んで育ちました。
豫章王との婚姻は父親が仕組んだものだと知って悲嘆に暮れますが、自分の運命に立ち向かう覚悟を決めます。士族や国が戦火にまみれ、過酷な宿命に襲われることに。
チャン・ツィイー(章子怡)
1979年2月9日生まれ(44歳)。北京出身。164cm。
出演作:『SAYURI』『女帝[エンペラー]』など
蕭綦(しょうき)
豫章王。寒門出身。寧朔の将軍。
一介の兵士から次々と功績を挙げて、将軍の地位まで上り詰めました。“戦の神”と言わしめる抜群の武力を持ち、指導者として君臨します。
豫章王の兵力を手に入れたい宰相と皇后に命じられ、仕方なく王儇と政略結婚しました。王儇の人柄を知ると少しずつ心を通わせ、生涯愛し続けます。
ジョウ・イーウェイ(周一囲)
1982年8月24日生まれ(40歳)。湖南省吉首市出身。
出演作:「長安二十四時」「海上牧雲記 ~3つの予言と王朝の謎」など
その他登場人物
琅琊王氏
王藺(おうりん):ユー・ホーウェイ(于和偉)
丞相。王儇の父。王儇と第3皇子の婚姻を阻止。代わりに蕭綦を王儇の婿に迎えます。弟の王栩と共に皇帝を失脚させようと策略をめぐらし、第二皇子に反逆されます。皇帝が急逝すると、東宮を包囲して謀反を起こして、打ち首を言い渡されますが、蕭綦の免死金牌に助けられ、都を離れます。皇后の刺客に狙われましたが、難を逃れます。
王夙(おうしゅく):ジア・イーピン(贾一平)
世子。王儇の兄。正室の桓宓とは仮面夫婦を演じており、早く跡継ぎを生むよう急かされています。元々桓宓に思いを寄せていましたが、第2皇子の正室になるはずだったと知って冷淡に。道楽者と思われていましたが、水害の治水工事で本領を発揮します。
王皇后:シー・クー(史可)
琅琊王氏出身の12人目の皇后。王藺の妹。息子で皇太子の子隆を帝位に就かせるため、さまざまな陰謀を企てます。皇太后になっても後宮の権力を握ろうと、皇后が懐妊すると謝氏から継承者が出ないよう企て、王氏から皇帝の側室を招きます。
王倩(おうせん):曾一萱
王儇の従姉妹。皇帝の側室にと都へ呼ばれましたが、忽蘭へ嫁がされることになり、阻止しようと母親と共謀して蕭綦をたぶらかしたのが露見して忽蘭へ。
皇家
馬曜(ばよう):ジァン・カイ(蒋恺)
皇帝。謇寧(けんねい)王と王座を競っていましたが、先帝が亡くなると、”琅琊王氏”の力を借り、遺言の詔で皇帝に即位しました。王儇を寵愛し、王儇と第3皇子の婚姻を認めていましたが、王藺の策略で毒を盛られてしまいます。回復しつつも乱心したふりをして王藺を倒す機会を狙っていると、第2皇子の謀反で帝位を譲るよう迫られ、王儇に虎符と遺言書を託します。
晋敏長公主・馬瑾若(ばきんじゃく):アンジー・チウ(赵雅芝)
王儇の母。晋敏長公主。皇帝陛下の唯一の妹。自分と同じ目にあわせたくないと、王儇の婚礼の前に、馬子澹と駆け落ちするよう手を貸したが、豫章王の人柄を知って王儇を託します。長い間、夫の王藺と皇帝の板挟みで身を切られる思いをし、夫が謀反を起こすと、崩御した皇帝のあとを追って命を絶ちます。
馬子澹(ばしたん):トニー・ヤン(楊祐寧)
第3皇子。王儇の幼なじみで心を通わせたの相手。王儇が蕭綦と政略結婚しても、王儇のことを忘れられません。先帝が崩御すると陵墓で墓守することに。蕭綦を倒すために賀蘭箴と手を組みます。
馬子隆:グオ・ジャーミン(郭家銘)
皇太子。優しすぎる性格で王藺と皇后の言いなり。王儇に片思いしていましたが、第2皇子にハメられて謝宛如を娶ることに。先帝の遺言で皇帝に就きます。
馬子律:プー・バージャー(蒲巴甲)
第2皇子。桓氏と結託して皇帝の座を狙っています。謇寧王の実子。第3皇子に刺客を送り、皇太子を疑わせて王氏と謝氏を争わせます。皇帝を監禁して生前退位を求めるも、王儇に阻まれて失敗。
馬睢:ワン・グアンフイ
謇寧(けんねい)王。皇帝の弟。第2皇子の実父。第2皇子を皇帝の座に就かせようと謀反を起こしますが、豫章王に阻まれます。
謝氏
謝貴妃:カラ・ワイ(惠英紅)
皇帝の側室。第3皇子(馬子澹)の母
謝宛如:ズオ・シャオチン(左小青)
本来は蕭綦に嫁ぐはずでしたが、酔った皇太子に貞操を奪われて皇太子妃に(後の皇后)。謝氏を盛り返すため、王儇の侍女・蘇錦児を利用し、上京した賀蘭箴に接触します。王倩に豫章王をたぶらかせるよう命じます。
謝淵(しゃえん):ジアン・タオ(江涛)
謝宛如の父。謝貴妃の兄。馬子澹の叔父。王藺によって罷免され、謝氏一族は都を追放されます。
賀蘭氏
賀蘭箴(がらんしん):ユアン・ホン(袁弘)
突厥王の庶子。忽蘭王には嫡子がおらず、何事もなければ王位を継げる地位にあります。蕭綦に母親を殺害されました。王儇を利用しようと拉致しますが、次第に惹かれてしまいます。蕭綦との争いで腕を失い、橋から落下したものの、救助されて忽蘭へ引き渡されます。その後、和睦交渉で王倩を忽蘭に嫁がせます。
賀蘭拓(がらんたく):王若麟
忽蘭王の甥。残虐
その他
桓宓(かんひつ):チェン・ジンルー(陳瑾如)
王夙の正室。第2皇子と不倫
桓公(かんこう):リー・ジエンシン(李建新)
桓宓の父親。第2皇子と結託。第2皇子を娘婿にしたかったが王藺に出し抜かれました。謇寧王から依頼を受けて第2皇子を後押し、豫章王を討伐しようと計画
蘇錦児(そきんじ) :リュウ・イー(刘芸)
王儇の侍女。幼い頃から王儇と共に育ちました。第3皇子への想いを知った皇太子妃(皇后)に利用される
玉秀(ぎょくしゅう):スイ・ユエン
王儇が寧朔に来てから仕える忠実な侍女。宋懐恩に好意を持ち、念願が叶って嫁ぐ。命をかけて王儇を守った功績で豫章王の妹として迎えられ、蕭玉岫の名を賜る
宋懐恩(そうかいおん):リウ・ドアンドアン(刘端端)
蕭綦の部下。ひそかに王儇に好意を寄せていたが、玉秀を娶る。婚礼後、治水のため都を離れることに
胡瑶(こよう):ハイ・リン(海鈴)
寧朔軍の副将
胡光烈(ここうれつ):ホウ・シアオ(侯晓)
寧朔軍の副将。胡瑶の兄
唐競(とうけい):ポン・ボー(彭博)
寧朔軍の副将
龐癸(ほうき):ツァオ・ジュン
王儇の忠実な護衛。第2皇子と桓公の密書を手に入れる
温宗慎(おんしゅうしん):ジョン・ユー(郑玉)
侍中。皇帝に忠実。丞相に王儇をさらった罪を着せられる
呉謙(ごけん):ポン・イーチョン
睴州の長官。王藺に恨みをもつ謝淵の指示で王儇を人質に取り、牢獄で殺害される
『上陽賦~運命の王妃~』挿入曲
曲目 | 作詞 | 作曲 | 歌手 |
---|---|---|---|
上阳赋 (オープニング曲) | 周洁颖 | 莫艳琳 | 谭维维 |
天涯尽处 (エンディング曲) | 周洁颖 | 莫艳琳 | 周深、胡夏 |
爱于此生 | 王雪野 | 莫艳琳 | 王晰 |
遥望 | 周洁颖 | 莫艳琳 | 郑云龙 |
孤心 | 周洁颖 | 莫艳琳 | 双笙 |
盼 | 周洁颖 | 莫艳琳 | 郭静 | 明夕何夕 | 周洁颖 | 莫艳琳 | 美汐 |
山河归心 | 夏诺 | 竹海 | 余枫 |
以上、『上陽賦~運命の王妃~』のあらすじ・相関図・登場人物・キャストをご紹介しました。