明王朝を舞台にした中国ドラマには、「錦衣衛」や「六扇門」などに属する登場人物がよく出てきますね。
例えば『花様衛士~ロイヤル・ミッション~』では、主人公の陸繹(アレン・レン)が「錦衣衛」、袁今夏(タン・ソンユン)は「六扇門」として登場します。


錦衣衛とか六扇門ってよく分からない…
錦衣衛は衣装と帽子が特徴的で見分けやすいですが、具体的にはどんなことをする人たちなのでしょうか?
そこで今回は「錦衣衛」と「六扇門」について調べてみました。
錦衣衛と六扇門について
錦衣衛とは?
錦衣衛は皇帝から直接命令を受け、守護や巡察、逮捕、取り調べなどを行います。庶民の犯罪は対象外です。
北鎮撫司の処理する招獄(錦衣衛の獄) も担当します。
チェック 北鎮撫司は、犯人の逮捕や訊問を行う部署です。『花様衛士』では、主人公の陸繹が所属しています。
錦衣衛は百官に目を光らせ、怪しいものは調査し、高官も容赦なく裁きます。そのため陸繹は、血も涙もない非情な人物として描かれているシーンもあります。
ちなみにこのドラマでアレン・レンが着用している“飛魚服”は、明朝時代の錦衣衛の制服です。高い位を持つ人だけ着用が許されたそうです。
六扇門とは?
- 刑部:刑法を担当。警察のような役割。
- 大理寺:刑務所。重要案件を担当。
- 都察院:監察を担当。役人の不正を監視・追及する部署。
六扇門はこれらをまとめて呼ぶことが多いです。
『花様衛士』では、六扇門の袁今夏が、三法司があるのになぜ錦衣衛が必要なのかと疑問を抱いていました。
主人公が錦衣衛の中国ドラマ
錦衣衛が何なのか分かったところで、錦衣衛が登場する中国ドラマに興味が湧いてきたのでは?
ここからは、錦衣衛が主人公の中国ドラマをいくつかご紹介しますね。
- 成化十四年〜都に咲く秘密〜(2020)
- 大明皇妃-Empress of the Ming-(2019)
- 花様衛士~ロイヤル・ミッション~(2019)
- 明朝皇伝 〜大王への道〜(2016)
成化帝が世を治める明朝(成化十四年)を舞台にした、ジャッキーチェンプロデュースの歴史ドラマ。
明朝初期を舞台に、3人の皇帝(永楽帝・洪熙帝・宣徳帝)を支えた実在の皇后を描いた本格歴史エンターテインメント!
第12代皇帝・嘉靖帝の時代、国を揺るがす難事件に挑む、ロマンティックミステリー時代劇です。
弘治帝・正徳帝の時代、タタール軍の侵略を奇策で食い止め、宮廷内の陰謀や策略に立ち向かう歴史宮廷ドラマ。
作品にまつわる情報を知っていれば、もっとドラマを楽しめますね!