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君、花海棠の紅にあらず(第8話) | 様式雷とは何?

君、花海棠の紅にあらず「様式雷」とは?

君、花海棠の紅にあらず 様式雷画像出典:爱奇艺

様式雷ようしきらい

中国の清朝の宮殿や苑囿(えんゆう)の造営を担当した宮廷建築設計部局〈様房〉で、祖孫7代、200年あまりにわたって雷家が主持したところから、様式雷または様房雷と呼ばれる。始祖は明代初期、江西の工匠と伝えられ、清の康熙年間(1662‐1722)に雷発達が北京紫禁城宮殿建築の責任者となって以来、歴代雷家が円明園、頤和園(いわえん)、玉泉山、三海、承徳避暑山荘などの設計を担った。当時設計に用いられた図様(図面)、燙様(とうよう)(模型)の一部が現存する。

中国語が分かる方は、画像内の文章もご覧になってください😃

 
「様式雷」は、留仙洞のトンネル工事を引き受けた西洋人が程家の屋敷を見て、耐荷重不足の問題を解決できると思いついた場面に出てきます。范湘児が雷家の者なら知っているかもしれないと助言します。

”様式雷” で王侯の
屋敷や宮殿の大半を手がけました
子孫も受け継いでいるかも
君、花海棠の紅にあらず 第8話
君、花海棠の紅にあらず

君、花海棠の紅にあらず 第8話

 
それを聞いた程鳳台は、以前、老弦人が歌っていたことを思い出します。

♪京には名高い建築家一族の ”様式雷”
彼らの作った机は歩き
家は掃除要らず
彼らは建築物に見事な飛檐ひえんを作る
クギや槌は用いず使うのは木材だけ♪
君、花海棠の紅にあらず 第7話
君、花海棠の紅にあらず

君、花海棠の紅にあらず 第7話

 
参考:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、(株)平凡社

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