華流ドラマ『九州縹緲録~宿命を継ぐ者~』第1話~第5話のあらすじ・ネタバレです。
第1話 草原の後継者
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呂嵩:青陽部の大君
呂帰塵/阿蘇勒:青陽部の跡継ぎ
龍格真煌:真顔部の首領。阿蘇勒の義父
蘇瑪:阿蘇勒の幼馴染み
沙翰:青陽部のシャーマン
拓跋山月:下唐国の将軍
九王:阿蘇勒の叔父
鉄顔:阿蘇勒の従者
鉄葉:阿蘇勒の従者
欽達翰王:呂嵩の父親
雷碧城:離国の国師
群雄が割拠する九州で、青陽大君の呂嵩と側室の間に生まれた呂帰塵は、災いの星のもとに生まれたと見なされ、龍格真煌に養子に出されます。そこで阿蘇勒と名付けられ、家族や友人と平和に暮らしていました。
ある日、北陸の真顔部が青陽部によって攻め込まれます。真顔部の首領は殺され、女子や子供たちは奴隷として青陽部に連れて行かれます。阿蘇勒は青陽部へと連れ戻される道中に、北陸青陽部の世子だという事実を知らされます。
青陽大君である実の父・呂嵩と対面した阿蘇勒は、末子が家を継ぐのが草原の掟だと教えられ、跡継ぎを強いられます。兄たちの権力争いに巻き込まれることになった阿蘇勒は、従者の鉄顔と鉄葉から刀術を学び始めます。
一方で、草原でこれほど戦が起きるのは貧しさが原因だと、青陽大君は土地が肥沃な東陸へ使者として沙翰を遣わせることに。青陽部との同盟をもくろむ東陸の下唐国は、食糧を毎年贈ることと引き換えに、駿馬と騎兵を要求し、さらに人質同然の政略結婚を強要します。
青陽部の跡継ぎ
青陽部では古来より、後継ぎは長男ではなく末っ子が世子となるのが掟。青陽大君には5人の息子がいますが、阿蘇勒は末子なので呼び戻されました。
しかし、青陽部の民からは災いの星のもとに生まれた子だと歓迎されず、兄たちは大君の座を狙い始めます。阿蘇勒の身を案じた沙翰は、勇敢な男を阿蘇勒につけることを条件に、東陸へ使者として赴きました。
阿蘇勒は仲間を守るために刀術を学びたいのですが、刀術とは殺人を学ぶことだと、師事した将軍や謎の老人から言われます。謎の老人とは、”陛下”と呼ばれる人物で、青陽大君に歯向かったから地下牢に閉じ込められたとか。阿蘇勒に”大辟の刀術”を教えます。
下唐国との政略結婚
食糧を求める青陽部に対し、下唐国は一人娘を嫁がせると持ち掛けます。夫になる世子は下唐国で唯一の駙馬になれると唆し、結盟の証として世子に軍務と政務を教えると言ってますが、人質として捕らえるのと何ら変わりはありませんね。
チェック
駙馬:皇帝・国主の娘婿
第2話 白狼との対決
青陽大君が拓跋将軍を狩りに招いた晩、野営していると狼の群れに取り囲まれます。阿蘇勒は恐怖で立ちすくみますが、助けに入った大君が狼に噛まれたのを見て覚醒し、狼を一刀両断した後、意識を失います。
一月たっても目を覚まさない阿蘇勒の症状は”血厥”とよく似ていました。血厥は治すことの出来ない病とされます。しかし、雷碧城の術によって阿蘇勒は一命をとりとめます。
そんな中、下唐国は食糧援助と引き換えに、青陽部の世子と下唐国の郡主の縁談を進めていました。婿の選別を任された拓跋将軍は、白狼を一刀した阿蘇勒に盟を申し込みます。
沙翰の反対を押し切り、阿蘇勒は結婚を承諾します。阿蘇勒は東陸人の名として”呂帰塵”と命名されます。東陸へ向かう過酷な道のりの中、下唐国と交戦中である離国の襲撃を受けます。そこには天駆武士団も介入していました。
帆蘇爾家の血
呂氏帆蘇爾家は”青銅の血脈”を持ち、数世代に一度、天賦の武士を輩出するという言い伝えがあります。拓跋将軍は、阿蘇勒が白狼を一刀で殺したのを見て、駙馬に阿蘇勒を選んだのです。
阿蘇勒が”血厥”によく似た病に侵されたのは、帆蘇爾家の血によるものでした。雷碧城の術で助かったものの、一時的な効果で、阿蘇勒が24歳の大厄難を迎えるまでに治療法を見つけないと、命は危ないと言われてます。
大辟の刀術
阿蘇勒が白狼をやっつけることができたのは、地下牢の老人から大辟の刀術を教えてもらっていたことも関係しているようです。
阿蘇勒が血厥を患ったと聞いた大君は、大辟の刀術を教えたのか?と老人を問い詰めます。老人は「阿蘇勒の体には私の”青銅の血”が流れている」と返します。すると大君は「青銅の血は悪魔の血だ!お主のようになっては困る」と意味深なことを言います。実はこの老人は大君の父親でした。つまり欽達翰王ということになります。
欽達翰王が風炎皇帝を倒した地で狩りが行われ、阿蘇勒は覚醒しました。青陽部では、北都城の男は毎年、祖先の武勇を忘れないよう、この地で狩猟を行います。
第3話 友との出会い
第3話からの新たな登場人物は↓タップしてご覧ください。
羽然:下唐国の公主
姫野:姫家の婚外子。雷雲正柯の付き人
姫謙正:姫野の父親
姫昌夜:姫野の弟
雷雲正柯:良家の子息
百里景洪:下唐国の国主
百里繯:下唐国の郡主
百里隠:百里景洪の甥。養母は蘇瞬卿
宮羽衣:下唐国の国師。羽然の叔母
蘇瞬卿:下唐国の尚宮。阿蘇勒の世話係
翼天瞻:天駆武士団の最後の鉄皇。羽族
息衍:下唐国の将軍
離国の騎馬隊”雷騎”の襲撃を受けた阿蘇勒は、人目を避けて裏道を通って城淮南へ向かいます。その途中で、地面に落ちていた蘇瑪の髪飾りを見つけ、復讐を誓います。
下唐国の都・南淮城に住む姫野は、没落した武家の庶子です。槍の腕前を見込まれて、雷雲正柯の付き人をしています。芝居小屋で玉佩を奪われた雷雲正柯のために犯人を追いかけます。街中を飛び回った末に捕まえた犯人は、男装した羽然という公主でした。偶然その場に居合わせた阿蘇勒は、2人の仲裁に入ります。
その後、下唐国の国主・百里景洪に謁見した阿蘇勒は、婚約者の百里繯と対面しますが、阿蘇勒が側閼(=側室)の子だと知った百里繯は、婚約をはねつけます。
長旅の疲れもあって、体の弱い阿蘇勒は倒れてしまいます。医者が血厥を患う阿蘇勒に匙を投げたので、国師の手を借りて阿蘇勒を回復させますが、寿命が常人の4分の1しかないと知った百里景洪は、百里繯の婚約を取り消すことにします。
離国の騎馬隊
離国の騎馬は、別名”走る悪魔”とも呼ばれる赤牙でした。
姫野
姫野は姫謙正の長男ですが、側女の子供だと見下されています。家が没落し、従軍したくてもつてがないので、雷雲正柯の付き人に甘んじています。
家では書斎に入ることを許されず、弟が勉強しているのを盗み聞きしています。父親からは、付き人になるほど姫家は没落していないと棒で叩かれ、名将の子孫として心得を忘れるなとお仕置きされます。
第4話 極烈の槍
ある夜、廟にいる姫野の元に謎の男がやって来ます。姫野の槍に興味を示すその人物は、天駆武士団の鉄皇こと翼天瞻でした。父との手合わせで鉄皇の技を見た姫野は、槍術を教えてほしいと頼み込みます。姫野の素質を見抜いた鉄皇は、姫野の曽祖父が編み出した”屠龍の槍術”を一度だけ見せます。その後、姫野は父が放棄した天駆の指輪を密かに手に入れます。
一方、国主の百里景洪は、体調が優れない阿蘇勒に、世話役の蘇瞬卿尚宮を遣わし、東大陸文化が理解できるよう書に囲まれた招賢館をあてがいます。そして、約束を反故にして盟約が白紙になるのを恐れた百里景洪は、羽然に郡主の身分を与え、百里繯の代わりに世子に嫁がせることにします。
天駆武士団
姫家は代々天駆武士団に属していました。姫野の父親・姫謙正もかつては一員でしたが、一族皆殺しの危機にさらされ、都を離れて下唐国に落ち着きました。それ以来、家族を守るために天駆の身分を隠しています。
天駆武士団の合言葉は「鉄甲は健在」で、武士団に属す者は天駆の指輪をはめています。
羽族・宮羽衣
羽然の叔母で、国師の宮羽衣が阿蘇勒を救いました。
羽族は大陸の極東北に広がる青州に住んでいます。正統な羽族には羽があり、天を飛べると言われています。宮羽衣は阿蘇勒を治療中に羽を現しましたね。
羽族は剣や槍の技で名高く、剣舞はたおやかな舞に見えますが、相当な威力を持つとか。
第5話 忍び寄る危機
阿蘇勒に嫁ぎたくない羽然は、祖国再興のために嫁ぐよう宮国師にたしなめられますが、祖国を見たことがない羽然とっては現実味がありません。そこで羽然は、阿蘇勒から婚約を解消してほしいと頼みます。
その頃、離国の九原城では、下唐国と青陽部との同盟を阻止しようと、世子の嬴真が阿蘇勒の暗殺を国師の雷碧城に提案していました。しかし、阿蘇勒と関わりが深い雷碧城は、暗殺計画を中止させ、下唐の国境に赤牙を派遣させます。この知らせを受けた百里景洪は出兵を命じます。
そんな中、下唐国の阿蘇勒は、中元節に街に出たいと言いだします。蘇瞬卿は阿蘇勒を鬼市へ案内します。
一方、羽然と姫野は、よく当たると言われる廟で硬貨占いをしていました。演武大会に出場することになった姫野は、何としてでも功績を立てたいと願いを込めます。
赤牙の正体
離国の辰月の勢力を拡大させるため、秘術で武士を訓練して作り出したのが赤牙軍です。獣のように凶暴で、痛みを感じません。人間ですが容姿は化け物のようで、阿蘇勒は捕らえられた赤牙を見て吐き気を催します。
阿蘇勒が赤牙に狙われたのは、離国の世子の命によるものでした。嬴無翳は詭計を好まず、千軍万馬の力で天下を取ることを望んでいます。嬴無翳は雷碧城に信頼を寄せていますが、辰月に傾倒する息子が気にかかります。
以上、『九州縹緲録』第1話~第5話のまとめでした。
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