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華流ドラマ『驪妃-The Song of Glory-』はどんなドラマ?あらすじ・相関図・キャストまとめ&最終回

驪妃

© 2020 Croton Entertainment Co. Ltd.

華流ドラマ『驪妃-The Song of Glory-』は、第49回国際エミー賞(International Emmy Award)のテレノベラ部門(Best Telenovela)で最優秀作品に選ばれた話題作です。

『王女未央』のスタッフが制作し、両作品の原題には「錦繡」が入っているので『王女未央』の続編かと期待しましたが、ストーリーに関連性はありませんでした。

『驪妃』作品概要

基本情報

原作:锦绣南歌(錦繍南歌) 2019年|中国制作
脚本:ウー・マンチャン、シー・ルオミン
総監督:リー・フイジェ(李慧珠)
演出:ホアン・ビン(黄斌)
プロデューサー:ワン・イン
エピソード数:全53話
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『驪妃』あらすじ

© 2020 Croton Entertainment Co. Ltd.

舞台は南朝の宋。朝廷内ではさまざまな勢力が権力を握ろうとうごめいており、皇帝はその動きを治めることも難しくなっていました。皇帝の異母弟である彭城ほうじょうは、独自の勢力を密かに構築し、皇帝の権力が回復するよう試みます。

一方、朱雀盟の刺客として育った驪歌りかは、彭城王の暗殺を企てています。陸遠りくえんに近づいた驪歌は、彭城王の義母・孫太妃の宴で舞を披露する機会を得たものの失敗。驪歌の身代わりとなった阿奴あどが殺され、死に際に阿奴から腕輪を託されます。

驪歌は兄弟子と命からがら逃亡し、孤児院に身を隠すことに。すると、驪歌の腕輪を見たしん夫人は、18年前にさらわれた娘・嘉寧のものだと気づき、驪歌を沈家に迎え入れます。そこで驪歌は沈家の長女のふりを始めますが、阿奴の仇討ちを諦めてはいません。

そんな時、陸遠を成敗しようと暗躍する正体不明の英雄と知り合います。

『驪妃』相関図

驪妃 The Song of Glory 相関図
出典:公式サイト

彭城王府(皇室)

劉義康、劉義宣、孫太妃、彭城王妃、沈驪歌

沈家(庶民)

沈廷章、楊梓蘭、沈植、沈楓、沈驪歌、沈楽清

陸家(士族)

陸延弟、陸遠、陸婉、薛逑

朱雀盟(江湖)

徐子憲/除臨、陳少巽/陳良工、驪歌、阿奴、阿綾、空上、徳順

王家(士族)

王勉、王子衿

『驪妃』の歴史的背景

舞台となる南朝の宋は、南北朝時代の宋(420年~479年)です。武人出身の劉裕りゅうゆうが帝位について南宋を建てました。

ドラマでは、この時代に実在した人物たちが登場します。

劉義康りゅうぎこう:南宋の初代皇帝・劉裕の第四子。母親は王美人。劉義隆の元嘉の治を補佐。皇帝からの信頼も厚く、劉宋宗室大臣などを経て宰相となります。正妻と側室の2人がいましたが、ドラマで登場する驪歌の沈氏は実在していないようです。

劉義宣りゅうぎぜん:劉裕の第6子。母親は孫美人。身長7尺五寸(約183㎝)あり、色白の超美男子だったとか。

南朝の宋以降、皇帝になった者たちは身分の低い武人出身でした。貴族たちは己の地位を保つため、皇帝に官僚として仕えながらも貴族社会を確立します。よって、南朝では貴族勢力が優勢で、皇帝の権力は振るわないのでした。

『驪妃』キャスト

驪歌(りか)役 / リー・チン

朱雀盟の女刺客。朱雀盟の誓いは”身を焼かれても諦めず”。彭城王を親の仇と信じ、旅の踊り子として暗殺を企てます。その後、沈家の長女になりすまし、素性を知らないまま彭城王と結婚します。果たして暗殺を実行するのかしないのか⁈

リー・チンのプロフィール

リー・チン(李沁)
1990年9月27日生まれ(33歳)。江蘇省出身。
出演作:「狼殿下‐Fate of Love‐」「驪妃-The Song of Glory-」「慶余年~麒麟児、現る~」など

劉義康(りゅうぎこう)役 / チン・ハオ

彭城王。宋国の武帝・劉裕の第4子。皇帝を補佐し、反勢力に対抗する機会を探すために、奸臣たちの目を欺いています。

チン・ハオのプロフィール

チン・ハオ(秦昊)
1978年5月19日生まれ(45歳)。遼寧省瀋陽市出身
出演作:「Burning Ice<バーニング・アイス>-無証之罪-」『スプリング・フィーバー』『ブラインド・マッサージ』『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』など

劉義宣(りゅうぎぜん)役 / グー・ジアチェン(谷嘉誠)

竟陸(きょうりょう)王。母は孫太后。劉義康に非常に近い存在。従兄の陸遠に不満を抱いていますが、陸婉は親友と見なしています。驪歌を好きなのですが、劉義康との婚約を知って諦めます。

陸遠(りくえん)役 / チー・ジー(戚迹)

陸延弟の息子。陸婉の兄。孫太后の甥。五兵尚書(=国防長官)。外軍を保持し、建康を手中に収めているも同然。権勢を笠に着て民を虐げています。彭城王を暗殺する計画を試みるも陰謀は失敗に終わります。

沈楽清(ちんらくせい) / グァン・シュェイン(关雪盈)

沈家の次女。子供の頃から、彭城王に恋焦がれていました。侍女として彭城王府に潜り込みますが、驪歌が側妃になり陰で陰謀を企てます。

彭城王府(皇室)

曹三宝:参軍
許詹:彭城王の暗衛
季恕:参軍
越方:校尉
春芳:孫太妃の侍女
玉煙:彭城王正妃の侍女
玉蝉:替え玉の侍女
小辛:侍女
紅丹:侍女
秋琴:彭城王の女中
月梅:沈驪歌の教育係

沈家(庶民)

霊犀:沈楽清の侍女
周正:沈府の管理人
梅綺

『驪妃』の最終回

中国ドラマの最終回は、どうもハッピーエンドが少ないような気がするのですが、『驪妃』の最終回はどうなのでしょうか?


勅命を撤回してもらいたい劉義康でしたが、3か月の休みが許されただけ。そこで夫婦で旅へ出ようと旅支度を始め、驪歌と劉義康は思い出の場所で、毎年風鈴を吊るしに来ようと約束します。

その後、まだ3日の猶予があるのに、屋敷に押しかけられた劉義康は、陛下に陳情しに行きます。劉義宣との会話を盗み聞きして、事態を理解した驪歌は、劉義康との最後の晩餐を過ごすと、沈一族の命を守るために思い出の場所で服毒します。この時すでに勅命は撤回されていましたが、間に合いませんでした。

3年後、銓選が採用され、劉義康の夢がついに叶うと、風鈴を吊るしに思い出の場所を訪れます。劉義康は驪歌の思いを胸に責務を遂行します。

『驪妃-The Song of Glory-』挿入歌

  • 主題歌:影
    作詞:陈曦
    作曲:董冬冬
    歌手:周深
  • エンディング曲:藏心
    作詞:陈曦
    作曲:陈曦
    歌手:周笔畅

以上、『驪妃-The Song of Glory-』のあらすじ・登場人物・キャストをまとめました。

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