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紳士探偵L 魔都・上海の事件録「山頂の迷宮」のあらすじ

華流ドラマ『紳士探偵L 魔都・上海の事件録』第31話~第35話「山頂の迷宮」のあらすじをまとめています。(各話のあらすじはBS放送でのエピソード数になっておりますので予めご了承ください。)

前エピソード「微笑む黒衣の女」第26話~第30話のあらすじ・ネタバレは ↓ こちらをご覧ください。

紳士探偵L 魔都・上海の事件録|「微笑む黒衣の女」のあらすじ
華流ドラマ『紳士探偵L 魔都・上海の事件録』第26話~第30話「微笑む黒衣の女」のあらすじ・ネタバレです。発見された”笑った死体”は、5年前に起きた連続殺人とどんな関係があるのでしょうか?

今回のエピソードの登場人物

チャーリー王:大富豪の冒険家。
王大山ワンダーシャン:チャーリー王の弟。
林在重リンザインチョン:チャーリー王の右腕。
陳双チェンシュアン:美術商。
何執事:王家の執事。
劉弁護士:チャーリー王の弁護士。
林媛リンユエン:チャーリー王の元婚約者。

第31話 山頂の迷宮①

探検家のチャーリー王からパーティーの招待状が届いた大家の汪蘇蘇は、羅非とベンジャミンを引き連れて出席します。会場にはサボイと小曼の姿もありました。チャーリー王には、宝の在り処が描かれた名画を所有しているという噂が囁かれており、美術商の陳双はその名画を狙っているようです。

チャーリーが招待客を集め、引退すると発表。今後は芸術財団を設立して林在重に一任し、財産はチャーリーの死後に弟が引き継ぎますが、法を犯したら相続資格を失うといいいます。そう聞いた弟の王大山は、人目もはばからずに林在重を罵倒し始めます。

次第に天候が荒れ始め、ゴンドラを動かせなくなり、招待客たちは一晩留まるのを余儀なくされます。部屋の準備を終えた何執事がチャーリーの部屋を訪ねると、弟を叱る声が聞こえるのでノックするのを控えます。時刻は11時27分でした。

第32話 山頂の迷宮②

翌朝、チャーリー王が亡くなっているのが発見されます。第一発見者は林在重。普段は何執事が起こしますが、今朝に限って交換していました。部屋を捜査すると、引き出しを探った形跡があり、アルバムの中から1枚の写真を見つけます。写真の人物を見た羅非はどこかで会った気がします。

検視した結果、死亡推定時刻は午後10時~12時。くるぶしの内側に注射痕が見つかり、空気を注射されて空気塞栓ができたことによる窒息死と判明。かなり周到な手口の殺人でした。

招待客の聴取が終わり、アリバイが無いのは劉弁護士のみ。昨夜の11時頃、劉弁護士は客室に戻る前にチャーリーの部屋を訪ねましたが、部屋から出てきた王大山に明日来るよう促されていました。

林在重を取り調べると、昨夜チャーリーは林在重との打ち合わせを中止していたことが判明。2か月前に屋敷に住むように言われて以来、就寝前には2人で打ち合わせをしていましたが、中止されたのは昨夜が初めてでした。林在重は以前、名画について尋ねたことがあり、その時は「我が身が山中にあるから」と言うだけだったと言います。名画が事件の鍵だとにらんだ羅非は、犯人より先に絵を探し出さなくてはなりません。

第33話 山頂の迷宮③

屋敷内に隠し部屋を見つけた羅非は金庫にたどり着きましたが、チャーリー王が亡くなった今、暗証番号が分かりません。しかし、謎解きを好んだチャーリーの手帳にヒントを見つけた羅非は、見事に暗証番号を解き明かします。金庫の中には名画らしからぬ絵がありました。

そこに名画を狙う陳双が現れます。陳双は今朝、名画を譲ってくれるようチャーリーを訪ねた際、林在重が慌てて部屋から出てきたといいます。チャーリーが死んでいるのを見た陳双は、首にかかっていた鍵を盗みましたが、その鍵は金庫とは無関係でした。

羅非は、時計の針が故意に進められていたと推理。証言によるとチャーリーの死亡時刻は11時半以降ですが、部屋を訪ねた何執事が見た時刻は時計の針が進められた時刻でした。その後、時計は元に戻され、11時にチャーリーを訪ねた劉弁護士は王大山に入室を阻まれます。チャーリーはその時すでに死んでいたのでしょう。

大山の部屋を捜査すると、ごみ箱に注射器が捨てられていました。その後、屋上で手首を切った大山と遺書が見つかります。遺書には罪を命で償うと書かれていました。しかし、自殺と結論づけるのは早いと羅非が言う通り、毒殺との検視結果が出ました。遺書の筆跡は本人のものに似せていますが、偽造できるのは大山に近しい林在重しかいません。この時、林在重はすでに山を下りていました。

第34話 山頂の迷宮④

林在重が屋敷から消え、容疑者の逃亡に焦る羅非でしたが、長年屋敷で働いてきた王老人から林媛という人物の存在を聞き出すことが出来ました。林媛はチャーリー王の婚約者で、婚約後はこの屋敷に住んでいました。チャーリーが探検に出て屋敷に残った王大山と林媛は男女の仲になったようです。それに気づいたチャーリーは林媛を屋敷から追い出しました。写真の人物は林媛で、林在重の母親でした。

部屋を捜査する羅非は、葉巻の吸い殻を見て閃きました。チャーリーは大山になりすましていたのです。第一の死体はチャーリーではなく大山でした。死期が近いと知ったチャーリーは、財産を確実に林親子に譲るためにこの計画を立てました。毒を盛った酒を大山に飲ませ、倒れたところで注射を射ちました。時計の針を動かして死亡時刻を撹乱させ、大山の姿で劉弁護士の前に現れたという訳です。

息子である林在重を事件から遠ざけるために打ち合わせを中止しましたが、意に反して容疑者の1人にされてしまい、焦ったチャーリーは鍵まで頭が回らなかったようです。鍵を見た林媛は涙を流します。

第35話 山頂の迷宮⑤

チャーリー王が鍵を身に着けていたのは金庫を守るためではなく、求婚した時の愛の証の品だったからです。林媛は名画に描かれた島で求婚され、在重を身ごもりました。チャーリーがその絵を秘蔵したのは林媛のためでした。王大山とは男女の仲ではなかったのですが、大山の嘘を信じたチャーリーは林媛を追い出しました。ずっと後悔していたチャーリーは真相を知り、大山を殺そうと決めたのです。

小曼は叔母への手紙に、犯人は命を捨てて愛する人を守るも許しを得る機会を逃し、悔いを抱えたまま旅立ったと綴りました。そして、復讐は問題を解決せず、誤った方法を用いれば新たな傷が生まれると結びました。

事件は解決しましたが、近ごろキャプテンに動きが見られると情報が入ります。キャプテンの面会が増えており、晋商会から消えた巨額資金はキャプテンの組織へ流れているようです。キャプテンの監視役を引き受けた霍文斯は、キャプテンの後継者は金不敗との情報を得ますが、目をつけられて暴行されます。霍文斯を見舞う羅非は、手に握られたメモを発見します。そこには”キャプテンと金に注意”と書かれてありました。

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