華流ドラマ『大唐流流~宮廷を支えた若き女官~』6話~10話のあらすじです。
楚慕と傅柔の結婚を認めない盛夫人は、刺繍が得意な傅柔を韓王府へ送り込みます。傅柔はそこで太子妃選びの手柄を立てたものの、今度は宮中の刺繍の担当を命じられます。
孫霊淑:孫潭の長女
顏妃:周王の母
夏寒:韓王府の刺繍係
陳吉:劇団の役者
熊鋭:陳吉の友人
李典制:司制署の典制
舒:傳柔の世話係
鐘尚宮:尚容局の尚宮
楊柏:楊内侍
司徒尚儀:尚儀局を管理
元掌制:司制署の掌制
薛掌制:司制署の掌制
銭文景:周州の長史
第6話のあらすじ
傅柔との結婚を諦められない盛楚慕は、認めてくれないなら縁を切ると母親の説得に当たります。すると盛夫人は2人を引き裂くため、刺繍が得意な傅柔を韓王府の刺繍係に抜擢します。
娶るべきは公主だと強要された楚慕は、杜寧から勧められた対抗策を実行します。絶食して部屋に籠り、出家したいと懇願し続けると、ついに母親が折れます。
一方、韓王府に入った傅柔は、仕上げた刺繍が王妃の目に留まり、大きな牡丹図を任せられます。しかし、刺繍の宝石が減っていたと王妃に問われ、もし牡丹図が失敗したら、宝石を減らした罪とあわせて重罪になってしまいます。
その後、夏寒から熊鋭に小袋を渡すよう頼まれた傅柔は劇団を訪ねますが、熊鋭が不在なので陳吉に頼みます。
その頃、太子妃候補たちを見定めた皇后は、最終候補者に陸盈盈と孫霊淑を残すと、陛下と相談の上、太子に選ばせることにします。太子とお見合いすることになった陸盈盈は、未だに真珠を眺めては厳子方を想っていました。
そんな厳子方には懸賞金が掛けられていました。厳子方は、今後は略奪をやめて、真っ向から陸雲戟に挑むと心に決めます。
第6話 まとめ・感想
傅柔の5年奉公が決定。断ったら親戚に災いが及ぶと半ば脅された上、年越しと節句以外は一切外出禁止。給金が2倍もらえたとしても、マジで勘弁してほしい労働条件です。
そういえば、傅音と杜寧が将来を誓い合い、杜寧が科挙に合格するまで傅音は100年でも待つと言っていましたが、どうなることやら…
第7話のあらすじ
韓王府で傳柔を見つけた楚慕は、母親が結婚を承認したと知らせます。
韓王府には続々と客人が集まり、そこにはお妃候補の陸盈盈と孫霊淑の姿も。楚慕は自分の愛娘を太子妃にしようともくろむ陸雲戟が気に入りません。
そんな楚慕を一目見ようと、侍女に変装していた歆楠公主。魯国交が楚慕と公主との婚姻を望んだので、楚慕の真の姿を探りにきたのです。
孫霊淑のお見合いの準備を手伝う傳柔は、侍女が霊淑の衣装では太子に見初められないと言うのを聞いて、霊淑の衣装に手を加えます。
宴が始まると、陸雲戟が盈盈を猛アピールし始め、太子も満足げですが、韓王妃が霊淑に舞いの機会を与えると、踊りに合わせて花びらが舞い上がります。
どちらを選ぶか決めかねる太子に、楚慕が「盈盈の腰にあるアザは魅力的で、夫婦になったら毎日見れる」と囁いたので騒然となります。
そんな中、盛楚令が歆楠公主にお茶を入れるよう頼みます。侍女の格好をしているので仕方なく言われた通りにしますが、唇を奪われたので、楚令の頭を殴って気絶させてしまいます。
その後、太子は妃に霊淑を選ぶと、さっさと楽坊の芝居を観に行ってしまいます。太子が興味を示した趙子龍役の芸人は、以前狩りで会った陳吉でした。
一方、韓王妃が皇后の誕生祝いに用意した牡丹図が皇后の目に留まり、刺繍した傳柔が皇后に謁見します。傳柔を見て、楚慕の恋人だと気づいた陸雲戟は、皇后を言いくるめ、傳柔は宮中の刺繍の担当を命じられます。
尚容局に配属された傳柔は、司制署の長として刺繍裁縫の管理を任されます。初日早々、朝寝坊をして司徒尚儀に厳しく注意された傳柔は、李典制から刺繍を顔妃に届けるよう頼まれます。
第7話 まとめ・感想
今度は宮中入りすることになった傳柔。別れを惜しむ楚慕は、傳柔の部屋にお泊りしますが、やましいことはしないとキス止まり。服を脱ぎ始めたかと思いきや、ベルトを傳柔につかませて、2人の銀河に架かる橋だとか言ってました。
今回は太子と陳吉、歆楠公主と盛楚令、そして太子と孫霊淑が初顔合わせする場面がありました。これらの組み合わせがこの後のストーリー展開に効いてくるのでしょう。
第8話のあらすじ
李典制に陥れられた傳柔は、確認しなかった自分の不注意だと正直に話して、顔妃に見逃してもらいますが、皇后の牡丹の屏風と同寸の蓮の刺繍を頼まれます。
帳簿の不正を見抜いた傳柔は、李典制の横領を暴くと、人心を掌握して権威を振るう李典制を司制署から追い出すことに。李典制が陛下の寵愛を得られるよう尽力し、李典制は宝林に昇格されます。
李宝林は司制署の皆に傳司制の言いつけを守るよう周知させると、顔妃への蓮の出来が運命を変えると傳柔に忠告します。
蓮の出来が牡丹を上回ると皇后の威厳に傷がつき、不出来だと顔妃を怒らせると理解した傳柔は、白と黒の糸で刺繍を完成させます。それを見た顔妃は不満を漏らしますが、傳柔の説明を聞いてすっかり気に入ります。刺繍の緻密さに感心した周王は、香袋を頼みます。
傳柔は顔妃と皇后から褒美を賜ると、帳簿の不足分をここから穴埋めし、薛掌制を典制に昇格させます。
一方、楚慕に侮辱された陸盈盈を案じる陸棋は、楚慕に御前試合での賭けを提案。その噂は宮中の傳柔にも伝わります。誰も楚慕には賭けようとしませんが、傳柔は皇后と顔妃の褒美を全て楚慕に賭けます。
楚慕の配当が高倍率になると、土地から屋敷、店の権利まで全財産を賭けようとします。盛夫人はこれを止めますが、このまま引き下がれば魯国公府の面目が潰れると魯国公は楚慕を応援します。
いよいよ御前試合が始まると、応援に来ていた楚令は、初めて歆楠公主の身分を知ります。
第8話 まとめ・感想
傳柔が李典制に陥れられたので、ここから宮中ドロドロ劇が続くのかと思いきや、あっさりと終了。宝林に昇格した李典制と仲良しになりました。
傳柔は顔妃の刺繍を完成させるまで相当苦労しましたが、蓮の花は荷花とも言い、家族の和の象徴というメッセージが顔妃にちゃんと伝わり、皇后からも高く評価されました。
第9話のあらすじ
歆楠公主の唇を奪った楚令は、自分は魯国公の次男で身分が違うからと、公主への思いを諦めると伝えます。しかし、楚令を忘れられない公主は、変装してこっそり抜け出し、楚令を尾行します。妓楼へ入った公主が客に絡まれて騒ぎになり、皇后にばれてしまいます。
御前試合で互角の戦いが続く中、ようやく楚慕が勝利を挙げ、七重の鎧を射抜いて見せます。これに気を良くした陛下が褒美を与えようとすると、陸雲戟が横槍を入れ、楚慕は副将として出征することに。
そうと知った傳柔は、楚慕に賭けた配当金をもらう代わりに、楚慕に会わせてもらい、香袋を渡して無事を祈ります。その晩、楚慕を守ってくれるよう祈りを捧げていると、衛兵に連行されそうになるも、機転を利かせた周王に助けられ、後宮では傳柔の道理は通らないと教えられます。
一方、皇后の誕生祝いの席で陛下の意思を理解できなかった太子は、一人川辺で思い悩んでいました。そこで釣りをしていた陳吉に、魚を釣るよう命じます。夜になっても帰らない太子に、悩みがあると陳吉は察しますが、太子は話すことができません。陳吉が孤児だと聞いた太子は、墓を作ると約束し、魚を焼いてくれた褒美に玉佩をあげます。
第9話 まとめ・感想
歆楠公主は楚令が次男だと知っても諦めきれません。その結果、楚令をかばって杖刑10回に。この身分違いの恋は成就するのでしょうか?
身分違いという点では、太子と陳吉の仲もそうですが、陳吉は自分は賎民だからと太子に遠慮しています。というよりは、太子の命令は絶対なので、渋々付き合っている感じでしょうか。
第10話のあらすじ
太子妃となった孫霊淑は、皇后から国のために世継ぎを産むよう急かされます。皇后が陸盈盈を太子の良娣にしようとしていると知った太子妃は、宮廷に来ていた陸盈盈に水をかけて嫌がらせをします。その様子を目にした傳柔は盈盈に衣を貸します。
周王を訪ねた傳柔が過労で倒れてしまいます。側室になる絶好の機会を傳柔が拒否したので、傳柔には韓王府ゆかりの官吏の思い人がいるのだろうと、周王が見当をつけると的中します。
一方、楚慕は戦場で、東河折衝府の副隊長に昇進した傅涛と再会します。軍では西涛と名乗る傅涛は、傅三夫人の死を知りませんでした。楚慕は陸雲戟に難題を課せられたものの、少人数で九柱城を突破し、反乱軍の防御を破ります。
周王に頼まれて刺繍を仕上げた傳柔は、周王の計らいで韓王府を訪ね、楚慕の近況を聞きます。また、楚令から病気の歆楠公主のために平安結びを託された傳柔は、宮廷に飛んでくる凧は楚令の仕業だったと知ります。
後日、周王が傳柔を宮廷から連れ出したと知った太子。陛下に報告しようとすると、太子妃に止められ、今回は見逃すことに。太子妃は芝居に熱心な太子の気を引こうと、傳柔に豪華な衣装を作るよう頼みます。
贅沢を節制する諫書を記した周王が陛下から褒美を賜ります。この諫書を書き写すよう言いつけられた太子は、息抜きに太子妃の舞を見ることにします。
第10話 まとめ・感想
太子妃は皇后や実家の両親にも世継ぎを急かされた上、皇后が陸盈盈を選べば良かったと言うのを聞いて、陸盈盈に八つ当たりをしました。傳柔に助けられた盈盈は、兄・陸棋の敵なのに助けてくれた傳柔に恩に着ます。これで傳柔はあとで盈盈に助けてもらう機会があるのでしょう。
以上、『大唐流流~宮廷を支えた若き女官~』第4話~第6話のあらすじでした。