君、花海棠の紅にあらず|第5話・6話・7話・8話のあらすじ

『君、花海棠の紅にあらず』のあらすじ第5話~第8話

君、花海棠の紅にあらず第5話~第8話(全49話)のあらすじとネタバレです。ネタバレを見るには をタップしてください。

今回から新たに曹貴修が登場します。曹司令官の息子ですが、父子が不仲なのは、司令官の妻・程美心の存在が関係しているようです。

第1話~第4話のあらすじ・ネタバレ

第5話 強情の代償

商細蕊と曹司令官の怨恨について新聞記事が出回り、状況は悪化の一途をたどる。商細蕊は病休中の柳雲心に代わり劇場に出ていたが、姜登宝からの攻撃が続いていた。そんな中、根城の家賃が払えないほどの財政難に陥った水雲楼。商細蕊は舞台の衣装を質に入れお金を工面するが、曹司令官を恐れる大家から退去を言い渡される。


曹貴修が孫副官をよこした。父が発砲した謝罪をしたいという曹貴修だが、関わりたくない鳳台は病だと偽る。しかし ”商細蕊と曹司令官が新旧の怨恨で一触即発” との新聞記事を知り、風邪を押して出かける。

水雲楼では新聞記事の件で騒ぎになっていた。曹司令官との不仲説を鳳台が一掃してくれると思っていたが、状況は悪化し、座長が崖っぷちに追いやられてしまった。さらに大家が家賃を取り立てにくる。半年分の家賃を請求し、事前通告したが支払いを延ばされたと座長を呼びつける。

座長は朝公演の支度をしていた。朝にも関わらず席は埋まっているが、出番になっても共演者の万先生が見当たらない。小来が探しに行くと、悪事を企らんで隠れていた姜登宝が小来を気絶させる。

万先生が舞台へ出た頃、倒れていた小来の意識が戻る。座長を罠にはめる気だと気づいた小来は急いで舞台を中断させようとするが、それはご法度。演技を続ける商細蕊の小道具の扇子が真っ二つに。とっさに新しい芸風に見せかけて難を逃れる。

楽屋に戻り、扇子の件を万先生に問いただす。つい魔が差したという万は、舞台上では見過ごしてくれたことに感謝する。商細蕊は柳先生の代理で出演している。居場所を奪う気はないと伝え、残りの公演中は妙な真似はよせとくぎを刺す。小来は、万が姜登宝と何やら話していて、自分のことを気絶させたと訴えるが、商座長は新たな演技を収穫したことを喜ぶ。そこへ大家が家賃の取り立てに来たと知らせが入る。

頭の中は芸事でいっぱいの細蕊はなぜ金が不足しているのか分からない。帳場係が辞めたあと次を雇わなかった座長のせいだと小来が非難する。一座の者はでたらめな理由でお金を好きに使い、帳簿の管理はおろそかになっている。先代の座長が残したお金を使えと言う小来に、あれは有事に使うからと代わりに首飾りを外し、金に換えて来るよう小来を行かせる。

大家が賃貸契約書を見せ、署名には花印があるから訴えられても負けやしないと脅していた。自分の装身具で勘弁してもらいたい小来は、ほかの者にも私物を出すよう促すが、互いになすりつけ、喧嘩が始まる。そこへ座長が現れる。大家を強盗扱いする細蕊に、金を返さないほうが強盗だと言い返し、来年から貸すつもりはないと大家が言い放つ。3年契約だったが、曹司令官の怒りを買った細蕊とは関わりたくないという。来年出ていくと座長が言い出すと、食いぶちが危ぶまれる自体になり、座員たちが喧嘩を始まる。嫌なら辞めろと喧嘩を止める十九の言葉に、私が消えようと出ていく商座長。見かねた小来は、座長が衣装を質にいれてお金を用意したことを座員たちに明かす。

鳳台が乗った車を孫副官が止める。曹師団長が会いたいという。鳳台は昨夜倉庫に泥棒が入ったことを伝え、その泥棒は兵匪に見えたと、曹貴修の関与を暗に伝える。

この騒ぎの隙に程家に侵入する座員・臘月紅。水雲楼を苦しめる司令官を殺す気だった。公演の場を失い生活に困ってる臘月紅に、察察児は役者を辞めて別の仕事を見つけるよう説き伏せ、銀貨を渡す。

常之新と蒋夢萍に謝罪に行った鳳台。夢萍は、細蕊が自分に騙されたと今も恨んでいると明かす。

YuZheng

夢萍には騙す気などなかった。常之新と別れようとしたが感情は制御できなかった。幼児に水雲楼へ来た細蕊にとって、夢萍に対する愛は子から親への情と同じだが、その想いが深く強烈すぎるゆえ独占欲に変わったと常之新が説明する。師姉の夫になりたいのでなく、そもそも夫など不要だと考える細蕊。商細蕊は誰もが知る戯曲の天才で超人的な才能を発揮するが、それ以外の領域には欠けている部分がある。才は与えたが性格に難を与えた神は公平だという鳳台の言葉に納得する常之新。細蕊は、男と女は結婚するものだから一緒になることを許したが、常之新は子供を作るだけの存在だと罵ったという。鳳台は細蕊への印象が変化し、夢萍に対する想いに感動すら覚える。

劇場では、隆春班が細蕊にいちゃもんをつけていた。隆春班に部屋を使わせろと無理を言う。そのやり取りを聞いていた鳳台は、自分の個室で支度をするよう劇場側に手配する。
支度を整え、前座の舞台を見る細蕊と鳳台。役者について批評する細蕊は、前座がしくじれば後座にも影響が及ぶと言う。体調が優れない時もあるが、観客に役者の都合など関係ない、舞台上では我慢あるのみという言葉に、役者業の大変さを知った鳳台。
出番の準備する細蕊の衣装を見て、また楊貴妃かと口走る。物語は知っているが戯曲に造詣がないという鳳台に、心を傾ければ感じるものはある、失望させないと細蕊が言い切る。

その言葉通り、観客は感動し涙する。その光景を見てご満悦な様子の鳳台。そして舞台に見入る。

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第6話 魂の演技

程鳳台は楊貴妃を演じた商細蕊に心をつかまれる。運命に翻弄される望まぬ日々と心の中にある屈折、家族を捨て役者でいることを選んだ母親への思い。程鳳台の心の奥を商細蕊は歌い上げたのだった。一方、柳雲心の復帰が決まり、いよいよ水雲楼は行き場をなくす。程鳳台と知音になった商細蕊をよそ目に団員たちは金銭の援助を期待し…。


楊貴妃の「長生殿」を演じる商細蕊を観て、自分の人生を投影する程鳳台。やるせなさと妥協を目にし、運命に翻弄され望まない生活を送る自分や、かつての歳月と心の中の屈折を商細蕊がすべて歌い上げた。

留学中に父が亡くなり、夢をあきらめ帰国した鳳台は、商いを学んだ。若すぎた鳳台には簡単なことではなかった。債権者は金目の物を持ち出し、使用人たちも去った。姉・美心は恋人と別れ曹司令官の側室になった。妻の范湘児は関外の豪商の娘で、嫁ぐ前は大きな商談を担っていたが、稼いでからは家庭に入り、夫を支え子を育てている。鳳台は思った。人生とはままならぬもので、人は孤独であり満たされることはないと。しかし舞台の楊貴妃は違った。彼女は屈服することなく死を選んだのだ。

鳳台の空想~舞台上に鳳台と商細蕊(楊貴妃)。楊貴妃が鳳台に手を差し出すが、鳳台は助けてやれない。悲しげな表情をみせたが、ただ見届けてほしいと楊貴妃は告げる。運命を受け入れて、大切なものを手放しさえすれば死なずに済むと言う鳳台に、それでは人生に意義がないと躊躇しない楊貴妃。我に返り、涙する鳳台。

君、花海棠の紅にあらず 第6話

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鳳台は幕が閉じても一人残り、母を思い出す。自分を取り戻すため舞台に戻り、幼い鳳台たちを置いて行った母を理解した鳳台。家族を捨ててまで夢見て愛したのは、この楊貴妃だったのだと。

鳳台は楽屋を訪問せず、雪の中を歩いて帰る。商細蕊が魂を込めて演じた楊貴妃を回想する。細蕊の歌や演技を観て、人の一生とは何かと思いを巡らす。

芝居を頭の中で反芻する鳳台。蓄音機で歌を次々と聴くが、耳障りだといらつく。商細蕊なら満足するという鳳台は、細蕊が舞台に上がった姿と普段とでは全く違う印象を受けていた。歌の良し悪しは分からないが、歌だけの役者ではないと絶賛する。范漣も細蕊の才能を愛しているから、従兄·常之新への仕返しを許容していた。

劇場で支度をしていた細蕊は、柳先生の枠を返してほしいと支配人に頼まれていた。まだ回復した様子ではない柳先生だったが、病をおして舞台へ戻るのかと訝しがる小来。最後の頼みだった場所を奪われ、早く方法を考えるよう座長を急かす。

商細蕊を外で待っていた鳳台は、細蕊を車にのせ、お茶をごちそうする。先日の舞台「長生殿」は満足だったかと問う細蕊。もちろん満足した鳳台は見解を述べる。ある一節が最高だと告げると、細蕊もいつも歌うたびに涙が流れそうになると同意する。全ての演目は自分の物語だと思って魂で演じている。それは鳳台にも十分伝わっていた。

水雲楼では座員が集まっていた。そこへ商細蕊が鳳台を連れて戻って来る。座員たちは心強い味方を得たと喜ぶ。互いに敬意を払い乾杯した鳳台と細蕊は、声腔について語り合う。

君、花海棠の紅にあらず 第6話
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泥酔した2人。細蕊は衣装を身に着けているが、座るとシワがつくと座らない。その衣装は細蕊を世に送り出した最初の衣装で、細蕊にとっては宝物同然だった。はたから見れば普通の衣装だが、細蕊の肝だという。いくら衣装が高価なものでも、客席からは見えないと言う鳳台に、本物を身に着けてこそ”天衣無縫”と細蕊。鳳台も納得する。

以前自分が書いた芝居を思い出した鳳台は、どんな女性を描いたか語りだす。自分で自分の運命を握って幸せになった物語を聞き、それには金が必要なのかと大笑いする細蕊。京劇では、情人を求める外国の女性は大概殺されると言う細蕊に、人間の感情は男女や国を問わず相通じると反論する鳳台。沈黙した細蕊は、そんな女を演じてみたいと涙する。

日本の芝居のように面をつければ時間が省けるという鳳台に笑いこける細蕊。素人にはわからない京劇の”花瞼(かれん)”の奥深さを語る。楽しい酒の時間を過ごす鳳台と細蕊。まさか曹司令官の義弟と知音になるなんて自分でも驚いていると打ち明ける細蕊。実は互いに誤った人物像を抱いていたが、それは誤解だったと胸の内を明かす。

外で中の様子を見守る座員たち。お金の話をしていると思い込み、借金できれば乗り切れると希望を見出す。

一方、商細蕊が家賃を払えず衣装を質に出したと聞いた姜登宝は会長へ知らせを伝える。もう窮地に立たされたかと喜ぶ会長。柳先生が復帰し、公演の場がなくなるのが一番の痛手だとほくそ笑む。細蕊は、年を越す前に北平から逃げ出すはめになるだろうと期待する。

翌朝、水雲楼は危機を脱したかと座長に尋ねる十九。座員たちの魂胆を知った細蕊は、鳳台の金を目当てにすることを許さない。細蕊は口をすすぐと声高に歌いだす。それに答えたかのように、外でお焼き売りの掛け声。負けじと細蕊も歌う。掛け声が止み、お焼きが1枚残っていた。

鳳台を連れ出そうとする座長を止める小来。雅鴻劇場の楽屋を明け渡さなくてはならないのだ。しかし、細蕊はあわてる様子を見せず、新しい場所ならあると、大聖に荷物を引き上げるよう指示して鳳台と出ていく。

北平の魅力が凝縮しているという天橋へ案内した細蕊。スリにあった鳳台のため、細蕊は泥棒を追いかける。逃げる犯人に棒を命中させ、武術で犯人を懲らしめる。その武術は商家の棍法で、立ち回りとは違い実践で使う。細蕊はさらに別の場所へと鳳台を案内する。

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君、花海棠の紅にあらず 第6話

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第6話を楽しむには『長生殿』について知っておくと分かりやすいと思います。こちら↓を参考にしてみてください。

君、花海棠の紅にあらず|京劇シーン『長生殿』あらすじとドラマシーンの照らし合わせ
【君、花海棠の紅にあらず 第6話】京劇シーンの演目『長生殿』について調べてみました。ドラマのワンシーンと共にご紹介しています。

第7話 希望と絶望

商細蕊は自ら劇場を建てようと決心し、目星をつけている場所を程鳳台に見せる。だが、その計画に水を差すかのように水雲楼に騒ぎが起こり、団員たちは仲間割れし始める。そこで、商細蕊は先祖代々蓄えてきた財産を費用に当て、専用劇場を建てると宣言。そして、団員たちの前で財産が入っている宝の箱を開けるのだが…。


宮中の太監が修繕して管理したという廟へ程鳳台を案内した商細蕊は、ここに劇場を建てると打ち明ける。誰にも文句を言われず好きな演目を演じたい細蕊は、鳳台に一番いい個室を用意すると約束する。

そこへ孤児たちが商先生を見つけ、お恵みを乞う。自分の知らない演目を教えてくれたら与えるつもりだが、子供たちが教えるものは全て知っている。お金なら二旦那が持っていると聞くと、鳳台にたかる子供たち。見かねた細蕊は借用書を書いてやり、子供たちを水雲楼へ向かわせる。

君、花海棠の紅にあらず 第7話

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老弦人の姿を見て逃げる細蕊だが、しつこく付きまとうので、何の用かと鳳台が尋ねる。鳳台に初めて会う老弦人は、身なりを見て豪富だと見抜き、媚びを売る。新しい演目を見せに来たという老弦人は、楽器を取り出し、歌い始める。”様式雷ようしきらい”の歌に細蕊が満足すると、すかさず施しをねだる。今回は老人のため鳳台がお金を出すことに。胸元から取り出した札束を全て奪い、立ち去る老弦人。老弦人は金遣いが荒く、以前水雲楼で雇っていたが、弟子を連れて妓楼や賭博場で散財していた。

そこへ一人の座員が座長を呼びに来る。座員たちは、薛社長が六月紅に結納品を送ってきたことで揉めていた。座長は六月紅を引き留めるが、六月紅は嫁ぐの一点張り。六月紅は身籠っていた。いくら説得しても六月紅は聞き入れず、ただ一人味方する臘月紅は座長に殴りかかる始末。怒った座長は臘月紅を仕置きし、六月紅の身売りの証文を破って破門させる。水雲楼に残る座員たちには、5代続く水雲楼を必ず隆盛させると約束し、自分たちだけの劇場を造ることを伝える。場所は天橋の菩提苑で、お金はあると安心させる。

商細蕊が鳳台と天橋へ出かけたと聞いた会長・姜栄寿は、細蕊が策を練ったと見たが、稼ぐ当てのない水雲楼に、商売人の鳳台が投資をするはずはないと言い切る。鳳台が出資するなら水雲楼はお宝を質に入れないはず。会長は、水雲楼でまた騒ぎが起こるとほくそ笑む。

水雲楼では、先代方の蓄えた財産を使わせてもらうため、先代の位牌に拝礼していた。いよいよ宝の箱を開けようとすると、高雲福が座長を止める。手を出しては天罰が下ると言う。そんな高雲福を振り切って箱を開けると、わずかな物しか残っていない。高雲福が慌てて逃げる。金と財宝に手を付けていたのだ。棍棒で百叩きしろと言う十九だが、死では甘い、牢獄に入ってもらうと気弱に言う座長。梨園では身内の盗人は警察へ送らない決まりなので、その場で高雲福を破門させる。しかし一人の犯行ではなく、金金児、張朝鶴、小沈児も関与していた。開き直った金金児は、自由の身になりたければ水雲楼を陥れればいいと罵倒する。あまりのショックに、座長は疲れたから寝ると部屋へ。

細蕊は夢を見た。幼い商細蕊は、義父から叱咤されていた。一座を背負う重責と戯曲からは逃れられぬと、叩かれる細蕊。圧倒的といわれるまで芸を磨き、誰も追いつけないほどの唯一無二の役者になることの重要さを教えこまれる。困難にぶつかっても自分を鼓舞し、乗り切れたときに勝者として自由に生きられると義父の言葉。

水雲楼の騒ぎを知るはずもない鳳台は、戯曲のレコードを聴いていた。以前は興味がなかったのに、また戯曲を聞いている。妙に思った妻・范湘児は、昨夜何があったのか運転手に尋ね、劇場で水雲楼の公演を観劇していたことを知る。

荷造りを済ませ、水雲楼を去る六月紅を待ち伏せする座員たち。六月紅から、水雲楼のモノや座長が支給した綿布を巻き上げる。

君、花海棠の紅にあらず 第7話

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臘月紅だけが最後まで優しく接する。六月紅は出ていく前に跪き、座長に向けて今までの感謝を述べる。

座長が起きて来るが、何やらブツブツと呟く座長を見て、嫌な予感がすると十九。慰める座員たちをよそに、座長は箱の中に閉じこもってしまう。好物でおびき出そうとするが…

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第8話 決断の時

絶望に打ちひしがれ宝箱に籠ったきりの商細蕊は、とうとう姉弟子の十九に見切りをつけられてしまう。悟った商細蕊はかつて出ていった者たちも呼び集め、水雲楼の存続について会合を開くと告げる。そして皆を拘束している証文を燃やし本音を聞こうとする商細蕊。一方、程鳳台は頓挫しかけたトンネルの修繕計画に一筋の光を見つける。


好物で座長をおびき寄せるが、座長は箱から出てこようとしない。座長がこのありさまでは水雲楼はどうなるかと心配する座員たち。

君、花海棠の紅にあらず 第8話
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十九は一座が立ち行かなくなったと非難し、名門の水雲楼の跡継ぎなら、一座を保つよう努力すべきと叱咤する。この一座は水雲楼であり、商家班ではないとブチ切れる。荷造りをする十九のもとへ座長が止めに来るが、怒りが収まらない十九の様子に、座長は何も言わず走り去る。

その頃、程鳳台は西洋人の建築家と会っていた。留仙洞を整備して、北平までの近道を作るために助力が必要だったが、工事に問題があるらしい。荷重に耐えられるのは特殊合金だけで、中国では入手できないと断られてしまう。

西洋人を屋敷内に案内すると、天井裏の構造を見た建築家は、揺れを防ぐ方法を見出し、トンネル工事の耐荷重不足の問題は解決できると言う。設計者が存在していない以上、工事の問題は解決できないと鳳台が言うと、湘児が同じ構造を知っている人を探せば?と助言する。雷家は代々宮殿の建物を作った建築家の一族だったという。別名を様式雷といい、王侯の屋敷や宮殿の大半を手掛けており、その子孫が技を受け継いでいるかもしれないという。それを聞いて鳳台は、老弦人が歌っていたことを思い出す。

一方、水雲楼では、座長が一同を集めて語り始めていた。十九の言葉を聞いて悟った座長。そこで8時に会合を開くという。逃げた者たちが8時に来れば、一座の存続がどうであれ証文を返すという。

君、花海棠の紅にあらず 第8話

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時間になり口火をきる座長。演技ならできるが一座の管理はできないと自覚する座長は、水雲楼がこうなったのは全て自分の責任だと言い、皆の証文を取り出す。そして全部燃やしてしまう。残ったのは座長の一枚のみ。自分がいる限り水雲楼はあるという言葉に、十九が残ると声を上げる。それに続き皆残ると口を揃える。その心意気に座長は北平を出て平陽に戻ることにする。

片付けに取り掛かる座員たち。装飾品は売り払い、舞台で使えないものは躊躇なく処分する座長だが、指輪をみて鳳台を思い浮かべる。知り合ったばかりなのにこんな形で別れるのを残念がる座長に、鳳台から借金すれば水雲楼は助かると小来が提案する。しかし座長は頑として拒否する。演技だけでなく、自分自身を理解してくれる鳳台は情誼の厚みが違うから、甘えられないと座長。知己に会い、返しようのない借りを感じているのだった。

輿入れをする六月紅だが、嫁入りの行列も道具もない。側室は4人目で、行列がないのは大奥様の意向という噂。見届けに来た臘月紅は、水雲楼が平陽へ戻ることを伝える。六月紅は役者ができるのは若いうちだけと臘月紅の将来を案じ、高価な腕輪を贈る。戻ってきた臘月紅が腕輪を持ってるのを見逃さない兄弟子。腕輪を臘月紅から取り上げ、喧嘩が始まる。騒ぎを聞いた座長が止めに入り、腕輪を返す。六月紅の贈り物と知りながら奪った座員を叱る。

雷家を探す鳳台と范漣。名匠がこんなところに住んでいるかと疑う范漣に、ある男の歌の中に様式雷の名があったと教える。老弦人が現れたので、歌に出てきた家はどこかと尋ねるが、様式雷など思い出せないと白を切る。暗に金を要求し、鳳台の有り金を全部せしめると、2人を雷家へ案内する。
老弦人を追い払う屋敷の主人。慌てて鳳台が図面を見せ、これを建てたのは雷家の方かと尋ねる。屋根が落ちて二旦那の頭に当たり文句を言いに来たと口をはさむ老弦人に、500年経っても倒れないと主人は言い返し、鳳台たちを中へ案内する。鳳台は、図面は王侯の屋敷だが、訪ねたのは別の件だと事情を話し、教えを請いたいと申し出る。

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第8話に出てくる『様式雷』については、こちら↓を参考にしてみてください。

君、花海棠の紅にあらず(第8話) | 様式雷とは何?
君、花海棠の紅にあらず(第8話)に出てきた「様式雷」とは何か調べてみました。ドラマのワンシーンと合わせてご覧ください😃

第9話~第12話のあらすじ・ネタバレ

『君、花海棠の紅にあらず』DVD情報

今回の記事でご紹介している第5話~第8話(全49話)が楽しめます😃

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